湯布院・2005年3月編その3


■■  3月13日日曜日 ■■

今日も早めに起きると、外は銀世界になっていた。寒空の中、朝イチで露天風呂へ。
うわー、お湯が熱すぎてどうにも入れないぜ。と、機転を利かせてもう一つの露天風呂を見に行ったIちゃんが「あっちは適温だった」と言って戻って来たので、もう一つの露天風呂へ。ナイスIちゃん。
適温な露天風呂でくつろいでいると、ほどなく隣の露天風呂に入った人達の「あつーい!」という声が聞こえて来て、少し申し訳ない気持ちになった。



体があたたまったところで朝食。栄養バランスの良い豪華なおかずにごはんを二膳も食べ、エネルギーをしっかり充填。



雪は次第に小降りになってきて、わたし達がチェックアウトする頃にはやんでいた。飛行機の時間が16時35分で、14時45分由布院発のバスに乗るので、高級旅館「無量塔(むらた)」のある鳥越地区まで散歩に行って帰ってくるまで荷物を預かっておいてもらうことにした。

今日もかなり気温が低いが、鳥越地区の方に向かって山道をのぼり始めると晴れ間も出てきた。やっぱり晴れ女だよな、きっと3人とも。それに日頃の行いもいいに違いない。

歩くこと10分ほど、点々とお店や宿がある鳥越地区に到着。無量塔のギャラリーに竹ペンが売っていて試し書きもできたので、落書きをしてみるとなかなか書き心地が良かった。小学校の図工の教科書で竹ペンで書かれた絵を見て「竹ペンって何だ?」と思ったことを思い出し、買うことにした。
続いてティールームへ。無量塔のティールームは、無量塔の宿泊客と同じ入り口から入るのだが、その立派な造りに一瞬たじろいだ。旅館の人はぴしっと黒いスーツで決めており、しかし丁寧にティールームまで案内してくれた。ティールームの内装も素晴らしく、アンティーク調の家具を使って高級感が漂う。その割に値段はとても良心的。宿の方は1泊4万円〜らしいですが。



ここでは、これまたどのガイドブックにも載っている有名なロールケーキをいただくことに。隣の席の女の人が食べているのを見てその大きさに驚いたので、3人で1つを分けることにした。それと紅茶を。いい旅館のいいお店のウェイターさんはやっぱり親切丁寧で、「フォークはいくつお持ちいたしましょうか」と聞いてくれた。スバラシイ。
噂のロールケーキはかなりボリュームがあり、3人で1つで十分だった。紅茶も美味しかったし、何より雰囲気が良かったので贅沢な気分を味わうことができた。いつか無量塔の宿に泊まりたい・・・いっぱい働いて小金持ちになったら(わたしの力量で大金持ちになれるとは思えないので)。

無量塔から少し引き返したところに、ガイドブックに載っていた「ギャラリーあり」という店があったのでのぞいてみた。ひょうたんを使ったランプなど、ちょっと個性的なものが置いてある店で、3匹の猫が店内をうろついては至る所にのって遊んだりしていた。ひょうたんのランプは、中身をくり抜いて乾燥させたひょうたんに小さい穴をたくさん開けて模様をつけたものをランプの傘にしていて、とてもステキだった。ちょうどベッドサイドに置けるようなランプが欲しいと思っていたので、一つ買って帰ることにした。あと、金属製の小さなゾウの置き物も買った。いい店だった。

鳥越地区から下山してもまだバスの時間までかなりあったので、今昔庵で荷物を受け取ってからぷらぷらしつつ駅の方に向かうことにした。
「玉の湯」「無量塔」と並んで有名な「亀の井別荘」という旅館のお土産屋さんを物色し、かわいらしい輸入モノの雑貨店に寄り(Iちゃんが親戚や知り合いのお子さんに木製のおもちゃを3つ購入していた)、駅前に到着。

せっかくなので由布院駅の中にも入ってみた。黒っぽい木造の建物で、改札口というものがなく、ホームのはじっこに有料の足湯(足だけ浸けて入る温泉)があった。さすが温泉の町。
大きな待合所がギャラリーのようになっていて、中でお弁当を食べている人がいたので、わたしたちもコンビニでお弁当を買って来て食べることにした。



わたし達がお弁当を買いに行く前から止まっていた赤い電車は、お弁当を食べ終わってからようやく発車した。何もかもがのんびりしている町。いい旅だった。

帰りのバスは1列3人がけだったうえに、行きに比べてすいていたので、ゆったりとしながら空港まで向かうことができた。空港には予定時間ほぼぴったりに到着。あー、旅が終わってしまう。



明日からまた現実の日々が始まるけど、それは次に遊ぶための資金を稼ぐためなんだと考えることにしよう。

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