ロシア帽

 去年の12月に新宿のフラッグスのアメリカンラグシーで購入した古着のロシア帽である。 このボリューム、手触り、毛並みの色つやといい、匂いといい、そして暖かさといい、間違いなく本物の毛皮である。それなのにたったの4900円だった。かなりのお買得商品と言えよう。よくぞ、売れないで残っていてくれたね。運命を感じるよ。
 この帽子をかぶると頭が2倍くらいの高さになる。電車のドア付近の手すりにつかまっていると、途中の駅で 乗ってくる人々が一瞬たじろいでいるのがわかって楽しい。それに、帽子が深く、顔が隠れるので、車内の人々の視線は自然と頭のみに行くようである。美人顔ではない私にとってこれは好都合だ。
 もちろん、この帽子は私の頭にぴったりはまっているわけではない。上の方には空間ができている。 帽子の天頂のところが少し凹んだ感じになっていて、その周囲が少し高くなっているので、そのあたりは 頭が入っていない。あしからず。
 そんなふうに帽子に空気がたくさん入るのもこのロシア帽の暖かさの要因となっているのかもしれない。 しかし、はっきり言って、日本で、しかも東京でこの帽子をかぶるのは2月でも少々暑いものがある。外を 歩いている時はちょうどよいのだが、電車に乗ってしまうと額から汗がじわじわとでてきてしまうのだ。 そんな時でも絶対に帽子はとらないし、汗も拭かない。無理してかぶっていると思われては困るのだ。少々 暑くてもかぶっていたいくらいこの帽子が好きなのだ。


 ここの写真は耳あての部分を上にあげた状態で撮影してある。耳あてをおろすと、ちょうどMUSEE MARTINEのロシア帽というイラストのような状態になる。このイラストの状態だと、周囲の音がかなり小さくなってしまう。ヒモをあごの下で結ぶと周囲の音が全く聞こえなくなるため大変危険である。それに、帽子が最大限に深くなるので、視界が大変悪くなるのも危険である。
よって、ふだんかぶるときは耳あてを上にあげてかぶるようにしている。

 写真ではわからないけど、この帽子を後ろから見た時の感じはジャンボ尾崎の襟足にそっくりだ。





※写真は2000/9/14に無理して撮影。
 えりりんに大感謝。