カール系マスカラに関する考察

 最近様々なメーカーがこぞって「まつげがくるん上がるマスカラ」、なるものを売るようになった。おどろきのカールだとか、まつげが30度上がるとか、そういうキャッチフレーズなのだが、そういうマスカラに限って実はちっとも良くない。

 せっかくビューラーでくるんと持ち上げたまつげがかえって下がってきてしまうのだ。

 以前メイベリンやランコムのカール系マスカラをつけたとき、その威力のなさに愕然とさせられたのは記憶に新しい。
 また最近、クリニークで「まつげが30度上がる」というマスカラの試供品をもらったので、ふだんからビューラーでまつげを(水平方向から)45度くらい上げているわたしは、「まつげが30度上がるマスカラをつけたら75度まで上がってしまうのか??」と半ばドキドキしながら試してみたのだけど、45度だったまつげが25度下がって20度になってしまった。

 そんなある日、ひらめいた。カール系マスカラのせいでまつげが下がってくるという現象は、そもそも、日本人のまつげがもともと下がりぎみであることに原因があるのではないか、と。
 メイベリン、ランコム、クリニークはそれぞれ海外のメーカーであり、白人や黒人のまつげはもともとくるんと持ち上がっているものである。彼女らのまつげが仮に30度上向きに上がっているとして、それに「30度上がるマスカラ」をつけたら60度まで上がって、非常に素敵なまつげができあがる。
 一方日本人のまつげは一般に下がりぎみである。仮に10度下向きに下がっているとしよう。それに「30度上がるマスカラ」をつけたら、まつげは20度上向きになるはずである。

 すなわち、わたくしの実験結果と一致するのである。

 まつげカール系マスカラは、本来まつげがくるんと上に持ち上がっている人々を対象とする商品なのかも知れない。まつげが下向きに下がっている人々は、ビューラーでしっかりまつげを持ち上げて、ふつうのマスカラをぐりぐりつけて、素敵なまつげを目指そうではないか。

 ちなみに最近のわたしのお気に入りマスカラは、メイベリンの「ラッシュエクスパンション(ウォータープルーフ)」である。値段も¥1200と手頃だし、ビューラーで持ち上げたまつげが下がることなく、一本一本離れた濃く長いまつげが実現するのでおすすめである。
(2003/10/13)


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